雲游拳房BLOG

螳螂門を中心に、武術全般について取り扱います。当BLOGは螳螂門を代表するものではありません。 文責はすべて片桐個人に帰します。無断転載・無許可の引用を禁じます。

「千金難買一響」

林師父が槍棍術を手ほどきされる時、
よくこの言葉を口にされていたものです。
これは「手臂録」や「耕余剰技」にもみられる一節です。

実は林師父はそれらの古典籍に、
深く親しまれていたわけではありません。
むしろまったく眼にされたことがなかったと思います。
しかし、林師父の指導にはいつも、
それら古典籍に載っている言葉がありました。
それはすなわち師爺の教授法でもあったようです。
伝承とは、単なる実技だけのものではないのですね。

「千金難買一響」
(千金といえども、そのひと響きを買うは難し。)

厳密に言えば、
上記の古典籍で用いられた意とは、
多少の違いがあると思います。
林師父の意としては、
槍棍を学ぶに最も重要なものは、
そのひと響きの中にある、とのことでした。
師爺は屋内にいて、
外の徒弟たちの槍棍の練習の不足を、
よく指摘されていたそうです。
我々の一門では、
その響きは上達の手がかりであり、
感覚を知るための道標なのです。

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